苛烈な「官邸支配」／前川喜平 - 遊びをせんとや生まれけむ

前川氏が新証言　安倍官邸が安保法制反対の学者を”締出し”　天下り問題の”隠ぺい”

上の雑誌「アエラ」の前川喜平へのインタビュー記事によると、苛烈な「官邸支配」を示す証言が次々に明らかになっている。

昨夏、前川次官ら文科省作成した文化功労者選抜のためのリストを、官邸の杉田官房副長官が事前チェックし、『安保法に反対する学者の会』に入っていた学者と、政府に批判的なことを口にしていた人物の二人をリストからはずさせた。

また、昨年末に文科省の天下り問題を省内で内密に調査していた前川次官が、内閣府と外務省にも手を伸ばして調査していると、また官邸の杉田官房副長官が横やりを入れ、文科省内だけに限定すればいいのだと「隠ぺい工作」と疑われるような指示をしてきたという。

杉田官房副長官（76）は警察庁出身で、官邸の危機管理担当。加計学園問題の渦中にあった前川次官に対し、「出会い系バー通い」について昨秋、注意・警告してきた人物だ。

官邸は、安倍政権になってから各省庁の人事権を持つシステムに変更され、官邸支配を強固なものにした。当然に政権にしっぽを振る人間を重用することになる。

今の政権は、一強自民党政権ではなく、「安倍晋三とその仲間たち政権」というクズ政権なのである。こんなことを書いているのがばれたら、文化功労者候補リストから外される、やばい。