遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

我々のSOSは誰が受け取ってくれるのか

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この画像のポスターは、アメリカのバーかレストランの女子洗面所に貼ってあったらしい(日本語訳は、後で付け足したもの)。

このポスターで、酒場で窮地に立っている女性に手助けを申し出ていて、もし今あなたが連れの男から身の危険が迫っていたりなんだかやばいと感じているなら、トイレから自席に帰ったらバーテンに「AngelShot」を注文しなさいとメッセージを発しているのだ。

つまり、架空のドリンク「AngelShot」は、「help」のサイン(符丁)だとこの張り紙は示唆している。これはとてもいいアイデア

例の準強姦罪容疑で不起訴になった元TBSの山口某に、すし屋で前後不覚になるまで酔わされたという被害女性の詩織さん。もしも、トイレにこのようなサインが貼ってあれば、無事家まで帰れただろうに。(すし屋だから、符丁は「ピーナツ」くらいが妥当か。今は何でもすしネタになっているが、さすがにピーナツは符丁で使えるだろう。)

話は変わるが、一国の国民が政府から身の危険を感じたら、誰にサインを送ればいいのだろう。

今もCNNでライブ放送されている米議会のコミー前FBI長官の公聴会での「FBIは今後も独立した組織であり続ける」と言う証言を聞いている限り、米国民はFBIにSOS信号を送れるだろう。マイケルムーアニューヨークタイムズワシントンポストでもサインを受け取ってくれるだろう。

一方、わが日本国で、私たち国民が政府や国家権力から圧力を受け、やばいと感じた時に発するサインは、どんな組織が受け取ってくれるのだろう。いま、裁判所や警察やNHKや読売に駆け込んでも、彼らは国家権力そのものだから私たちの力になってくれないだろう。

私たちの「AngelShot」サインを受け取ってくれるバーテンダーはいるのだろうか。

野党や心ある弁護士やNGONPOSNSに頼るほか、すべはないのだろうか。それも共謀罪が成立するまでのことなのだろうか。だとすれば、なにがなんでも共謀罪の成立を阻止しなければならない。さしあたり、野党は国会で徹底的に抵抗してくれることを願っている。お頼み申し上げる。