遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「あったものをなかったものにできない」からもらった勇気

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キッズドア 渡辺由美子 オフィシャルブログ すべての子どもたちに夢と希望を
「あったものをなかったものにできない。」からもらった勇気

(前川文科省事務次官は)低所得の子どもたちのためにボランティアをしてくださっていた。素性を明かさずに、一般の学生や社会人と同じようにHPからボランティア説明会に申し込み、その後ボランティア活動にも参加してくださっていた。

奇しくも、前川前文科次官と安倍晋三は同学年の男です。

ふたりは私より1学年下で、私の前後の世代は「しらけ世代」と呼ばれました。しかし、前川さんはしらけることなく職務を全うした立派なお方のようです。また、文科省を辞めた後、上に示した渡辺由美子さんのNPOで人知れずボランティアとして貧困層に手を差し伸べていたようです。安倍などとは比べるのも失敬なほど立派なお方だと思います。

前川さんは、降って湧いたような天下り問題で、半ばはめられた形?で文科省を辞めさせられたとも言われていますが、今回の件が明るみになってからさらに鞭打つように菅官房長官は「(前川は次官の)地位に恋々としがみついていた」と前川を非難しました。

あのムキになっている姿は、何か裏があると世間に知らしめているような態度に見えます。この菅という男は、誰かが書いた文章を記者会見の場で読み上げて低レベルな個人攻撃をしていますが、自分が話していることを世間がどのように見ているかを想像できないほど低能だと思います。

「おまえこそ地位に恋々としがみつきたがっているではないか」と申し上げておきましょう。(「恋々」を「こいこい」と読まなかったのは、ふりがなが振ってあったのでしょうか。)

また麻生太郎は、「前川は辞めた人間だから、そんな人間の言葉にはノーコメント」だと偉そうに話していましたが、前川さんはすでに一般人なのだから「前川さん」というのが礼儀というものでしょう。

偉そうにしたかったら安倍を𠮟ればいかがでしょう。そろそろ「腰抜け」から卒業して、安倍にガツンとくらわしてはいかがでしょう。

ということで、いろいろ不満はあるのですが、加計学園が安倍を手玉に取って私腹を肥やそうとしている計画がとん挫しそうな予感がして、ようやく何やら楽しい旅の空のようになってきた今日この頃でもあります。