遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

20万円の現金を24万円で買う不条理

イメージ 1

私の場合。しょぼいケースです。

Tポイントの有効期限がまもなく到来しますよと連絡が来て、600円分ほどのポイントを無効にするのが惜しくて、ヤフオクAmazonの1000円のクーポン券を1100円(Tポイント600+現金500)で買いました。(クーポンのパスワードがEメールで届きますので、送料は発生しません。)

つまり1000円のAmazonクーポン券を、額面より1割高く買ったわけです。
しかし、おまけのTポイントの600円を別にすれば、500円で1000円の商品券を変えたということだから、500円得したとも考えられるわけです。

一方、出品した人は、1000円の価値のものを1100円で売ったのですから、仕入れ値はわかりませんが、少なくとも100円の利益があったということです。

これで、双方が納得する取引が成立したわけです。

こういうポイント消化にかかる取引は、わりとよくあるケースかと思います。

しかし、今回問題になったメルカリ(商品売買サイト)で売られていた現金のケースは、ポイント消化とは少し事情が違います。

上の画像の左上のケース。

20万円の現金を、クレジットカードによる決済で24万円で買うという取引が成立しているのです。つまり、長くて2か月先の決済になるクレジットカードを利用して、すぐに手にはいる現金がほしい人がこういう取引をするのです。まあ、サラ金の返済などに利用するのでしょうね。

お金に困っている人は、サラ金に高い金利で収奪され、その返済に困り、メルカリの現金出品者に収奪されるという、二重苦にまみれているわけです。すぐ手に入る現金20万円のために、2か月後に24万円を支払うという苦しみにまみれるのです。

いったんこういった負のスパイラルに入り込むと、抜け出すのに大変だと思うのですがこれが現実です。

福岡では、3億数千万円が強奪されたり、7億数千万円の現金の国外持ち出しが摘発されたりと、ある所にはキャッシュはあるのですがね。

政務活動費で飲み食いしたり、白紙領収書で政務活動費を動かしたりできる立派な先生方には理解不能な現実かもしれません。