遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「テロ、テロ」と煽るなルペンと安倍

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テレ朝のニュース(報道ステーション?)は、フランス国民へのインタビューとしてこの若者の言葉を採用している。

「演説を聞いていても『テロ、テロ』ってそれしか出てこない」
「テロを利用して選出されようとしているだけで、本当は具体的な政策などないはずだ」

これは、フランス大統領選挙前の街頭インタビューで、青年の言葉は主にルペン候補に向けられたものだと受け取れる。

フランス人は、自己主張がしっかりしている。それは、他国民から見れば実に身勝手な国民性に思えるかもしれない。

エクスペディアのアンケートで、ホテルマンが選んだ世界中で最もイヤな客はフランス人だという。( エクスペディア・ベストツーリスト 2009 https://welove.expedia.co.jp/press/1018/ )

反対にベストツーリストには、日本人客が3年連続で選ばれている。

日本人は、単に外国語が話せず、ニコニコとしているだけのお行儀良さが評価されただけのことだと容易に想像できる。
一方、フランス人は、金を払っているのだからサービスの提供をきちんと受けようとしているだけのことだとも思う。

政治や国の政策でもこれとよく似たことで、税金を払っているのだからきちんとした政治や行政サービスを受けようという権利意識が高いのがフランス人(諸外国もそうだと思える)。2012年の大統領選挙の投票率、1回目79.48%、2回目80.35%

一方、安倍晋三以外には選択肢がないから国政選挙であろうとも投票義務を行使せず、投票日(日曜日)をルンルンあるいはゴロゴロと過ごしているのが日本人かも。
2014年総選挙投票率52.66% 2016年参議院選投票率54.70%

先日の日曜日には、東京のフランス大使館前には投票のために並んだフランス人が長蛇の列をなし、1時間30分から2時間待ちで大統領選の投票順を待っていたという。

冒頭の若者が言うように、ルペンもそして日本の安倍も「テロ、テロ」と言って不安を煽っているだけの能無しなのだ。お前らの言動や行動がテロを呼び込んでいるだけなのだ。恥知らず。

ひとまずフランス大統領選の1回目投票結果は、マクロンがリードしてほっとしている。5月7日の決選投票でも、ぜひ勝利してほしいものだ。