森友学園問題で、籠池理事長に単独インタビューし、安倍晋三・昭恵夫妻から100万円の金銭を受け取ったというスクープを掴んだ菅野完(すがのたもつ)。彼が、今日は関西のローカル局の情報番組「ちちんぷいぷい」に登場して、いろいろ面白い話をしてくれた。
彼は「日本会議の研究」を著し、出版差し止めになるなど、物議をかもしたまだ42歳のノンフィクション作家だが、取材する力やことばを使って伝える能力はさすがと思わせる人だった。裏番組の「ミヤネ屋」が、壊滅的な低い視聴率になったらしいが、司会のミヤネにコメンテーターや自局の記者たちを合わせて依ってたかっても、「ちちんぷいぷい」に初めて登場した菅野の話の面白さの足元にも及ばないものだった。「ミヤネ屋」は安倍政権とともに撃沈するのだろうか。
彼の自室には、テレビ局の記者(NHK、テレ朝、フジ)、新聞記者(朝日、毎日、東京、日刊スポーツ)、共同通信などが詰めかけており、生放送で籠池理事長の長女・町浪(ちなみ)さんに電話をして、安倍昭恵から森友学園が100万円を授受して郵便局へ持ち込んだまでの一連の流れや手続きを訊き質した中継で、とても興味深かった。まさに菅野劇場だった。(画像はその際の玄関先の靴)
ま、真相はこれから明らかになるのか闇に葬られるのか、予断を許さないが、「菅野劇場」の生中継の視聴者は10万人を超えていたが、彼らは籠池町浪の説明をどう感じただろう。私は、ほぼ真実だと思った。
それにしても、籠池理事長と菅野完に身の危険が及ばないだろうかと心配する。