遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

奈良散歩/二月堂界隈

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2017年2月の奈良散歩シリーズ、再び二月堂界隈のご紹介。

(画像上段左より右へ)

1 二月堂舞台(国宝)。お水取りにはここから大松明の火の粉が降り注ぎます。二月堂は、この松明の火が原因で、寛文7年(1667年)の2月13日に焼失しています。現在の建物はその2年後の1669年に再建されたものです。

2 お水取りを控えて出番を待つ、根が付いたままの青竹。先端に松明を頂く、6メートルの大きな竹です。

3 二月堂への参道ですが、人が写っておりません。雪が激しく降っていましたけど、みなどこへ行ったのでしょう。

4 この画像の門にかかる表札は「北河原(きたかわら)とありますが、この門の主である東大寺の北河原公敬長老は210代別当です。東大寺の住職・管長は「別当」と称され、現在の狭川普文別当は、数えて第222世別当です。
ちなみにこの表札は、榊莫山の筆跡だと断言できます。受験シーズンは、掲げておくのが心配になるような逸品です。