師弟愛が育んだ受賞作なんだろうか、4回目の候補での受賞だという。
受賞作の「蜜蜂と遠雷」(画像上段真ん中)は、国内で開かれる国際的なピアノコンクールを舞台とした、若手芸術家たちを描いた小説だという。本の装丁も小説内容のような爽やかな風を感じる(未読だけれど)。
ショパンコンクールなどのピアノコンクールのドキュメンタリーは見逃さない身としては、また、遠い昔に大矢壮一ノンフィクション賞を受賞した中村紘子の「チャイコフスキー・コンクール」をむさぼり読んだ身としては、「蜜蜂と遠雷」は題材がとても私好みでめちゃ読みたくなる。
斉藤美奈子が週刊朝日の書評コラムで、受賞前の本作を紹介していて、4人の主人公たちの音の差がリアルに感じられるのは文章力によるものだと書いている。ドラマにすれば「のだめカンタービレを凌駕するヒット作になるだろうとも書いている。
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