遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2019年元日に新天皇即位・新元号

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2019年の元日に皇太子が天皇に即位し、同時に新元号に改められるという。

天皇の喪に服さないまま新年に新天皇の即位を祝うのは、すっきりととても合理的だ。元号が変わるわずらわしさも準備期間で解消されるし、いいことずくめである。

読売新聞はこのニュースを「2019年1月1日に即位」と、即位後の暦日は西暦で伝えたが、産経ニュースは以下のように伝えた。

天皇陛下の譲位】新元号は平成31年元日から 皇室会議を経て閣議決定へ 法案提出は今年5月連休明け(産経ニュース)

こういう間抜けな報道は、さすがはといった貫禄さえ漂う産経。
元号になるといった尻から「平成31年」である。平成31年は存在しないというニュースなのにそれを使う。

いずれにせよ、お役所は公的書類でもう元号を使わないでほしい。昭和のように60年以上も同じ元号が続けばさほど不便にも思わなかったが、平成の世になって途端に元号が面倒になった。そもそも私は極力元号を使わない人間なので、お上の書類などは面倒くさくて仕方がない。

また、天下のNHKは、いまだに元号を使ってニュースなどを伝えるが、2019年以降の未来の日付を表現するのに、新元号が決まるまでは西暦を使うのだろうか。
【例】
「新国立競技場は、平成32年に完成の予定」←この表現は×、平成は30年まで。

次の天皇さんの時代が何年続くかわからないが、秋篠宮まで天皇になって、2人の天皇の時代は長くて40年くらいか。その間に2度元号が変わるのだから、元号を使うための国民のすべてが支払う「わずらわしさコスト」は小さくない。

たとえば、今回存在しないことになった平成31年以降が有効期限の運転免許証、その更新時期が混乱してしまうのだ。平成31年問題勃発、なのだ。

私は元号はもう要らない派だが、つけたければ元号を制定しても良いだろう。しかし、暦年はもう西暦に統一した方が良いと思う。ついでに言うと、夫婦別姓も認めれば、面倒が省ける。そのために憲法改正も必要ないことだし簡単だ。

七面倒臭い国日本。少しずつ国際化してみましょう。

◆現在の皇位継承順位(年齢は現年齢)
1位 皇太子徳仁(なるひと) 1960年2月23日生(昭和35年 56歳
2位 秋篠宮文仁(ふみひと) 1965年11月30日生(昭和40年) 51歳
3位 悠仁(ひさひと)親王    2006年9月6日生(平成18年) 10歳
4位 常陸宮正仁(まさひと) 1935年11月28日生(昭和10年 81歳