30年ほど前、鴻上尚史が連載していた週刊朝日のエッセイで「ドラゴンクエスト（ドラクエ）」の存在を教えてくれた。「騙されたと思って一度プレイしてみてください」と鴻上が言うので、当時発売されたばかりのドラクエⅡと既発のドラクエⅠの2本を衝動買いした私。（ソフト1本5500円だった。）
ドラクエは、ファミコン用のソフトだった。品薄だったファミコンの入荷を待って、ドラクエⅠから始めたら、その虜になってしまった私。楽しくて楽しくて、当時は仕事もすごくはかどった。この面白さを共有しようと職場の仲間にソフトを貸してやると、職場ではたちまち流行した。
最近、懐かしいファミコンの復刻版が、ソフト30本を内蔵されて発売された。残念ながら私には無用のソフトばかりだったので、復刻版のファミコンには手を出していない。その代り、iPad用のドラクエのアプリ「ドラゴンクエスト ポータルアプリ」をダウンロードし、そのアプリに課金してドラクエⅠをダウンロードしてしまった。
このドラクエ ポータルアプリは、ドラクエのⅢまでが課金すればダウンロードしてプレイできる（課金額 I・360円、II・500円、III・1200円）。とりあえず360円でドラクエⅠをダウンロードしたというわけだ。
はじめてドラクエをプレイする奥さんは、、こけつまろびつ悩みながらも、レベル10くらいになったようだが、私は30年前にあれほど夢中になったのに、今はまだゲームを始めるモチベーションになっていない。自由な時間を売るほど持っているというのに、不思議なことだ。
