遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

私を野球で熱くして、イチロー

イメージ 1

 MLBオールスターゲームイチローが1安打2打点。さすがである。

 実は私のニックネームTOSBOE51の”51”は、イチローの背番号からいただいた。マイケル・ジョーダンの”23”でもよかったのだが、年齢と勘違いされると困るので、やめることにした。

 私の最も好きなアスリートのひとりがイチローである。オリックス時代に、鈴木から登録名を変更し、今の名前を引っさげて登場し、いきなり年間210安打打ったときからのファンである。
 オリックス時代は、試合のTV放映はほとんどなかったので、ニュースでしか見ることが出来なかったが、MLB移籍後は、休日はもっぱらMLBのTV観戦で、熱くなっていた。

 特に熱くなったのが、初年度と昨年のシーズン。
 新人で、最多安打首位打者盗塁王・MVP・ゴールドグラブ賞。「打つ・走る・守る・投げる」を完璧に成し遂げた初年度。
 それと、いわずと知れた、年間262本の安打数MLB新記録を達成した昨年度。

 私の学んだ中学は、生徒数が少ない田舎の中学校だったのと、当時の私は教師より大きな体付きの生徒(今も中三当時とほぼ同じで体格)だったこともあり、冬の駅伝・秋の相撲(まわしを締められるのだ!)・夏の水泳と、大会のための即席選手として、1年生の時から借り出された。(あっ、文科系で、臨時の混声合唱団にスカウトされたこともあった。あれは楽しかったなあ。)

 しかし、本職は準硬式野球部だったから、一応野球少年であった。今頃の季節は、前かうしろか判らないほど、日に焼けた少年だった。その後、大人になってからも草野球をやっていたこともある。

 だから、野球の難しさを知っている。
 ヒット1本打つのが、如何に難しいことかよく分かっている。頭を越えそうな打球を捕ることが、如何に難しいことかよく知っている。次の塁を盗ることが、如何に困難なことかよく解っている。

 草野球人間の私の目から見たら、イチローは間違いなくスーパーマンである。
 昨年の、年間安打数の世界記録を達成した時期の前後は、ホントに興奮した毎日であった。
 また、初年度の開幕早々の頃に、オークランド戦で見せた、一塁走者を3塁で刺した「ザ・スロー」は、何度見ても血が湧き立つ。まさに「ザ・デビュー」であった。

 今季は前半不調であったが、それでも現時点で打率311.でベストテンの10位、安打数は113安打。文句の付けようがないではないか。

 今シーズンも無事怪我なく、200本以上の安打を打って、私を熱くしてもらいたいものだ。