遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

様々な境遇の人たちと共存せよ

イメージ 1

安倍政権がたくらむ悪魔の法案「緊急事態条項」は、まさに「ヒトラーが降りてきた」としか言いようがない最低最悪の悪法だ。

相模原殺傷犯人は、今年の2月に措置入院していた際、担当医師に「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していたという。彼にはもっと早くからヒトラーは降りていたと思うが、2月は彼が施設の障害者は死ぬべきだと職場で発言し、退職したころと前後する。

そして彼は、衆議院議長あての手紙を公邸(上記画像)に届けた。
障害者を安楽死させよ、私もそれを実践する、といった内容の手紙だ。そしてそれを「革命」と呼んでいて、大島議長には、「安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければと思います」「安倍晋三様にご相談頂けることを切に願っております」と、2度も安倍晋三という名前を出して、自分の理想を叶えるべく安倍に伝えようとしている。

安倍晋三と相模原殺傷事件の殺傷犯は、キーワード「ヒトラー」で繋げられるのだろうか。殺傷犯の精神はかなり大きく壊れているとは思うが、現政権なら障害者を「生きるに値しない生命」と認めてくれるかもしれないと、彼は考えたのかもしれない。私の想像は外れていないような気がする。

官房長官は殺傷犯はISとは無関係だと定例会見で述べたが、そんなことわかっとると一億総突っ込みを受けたであろう。それを言うなら、殺傷犯は、ヒトラー繋がりでわが政権と近い関係であると言った方が納得感がある。

安倍晋三は、今回の事件を受けて「速やかに対策実行を」と閣議で担当大臣に指示したようだが、何をどうするというのだ。せいぜい、施設に戸締り用心を呼びかけるくらいのことだろう、ばかばかしい。
それより安定政権になったのだから、もっと夢のある穏やかな世界を作ることに知恵を絞ればどうだろうか。「様々な境遇の人たちと共存せよ」と国民に向けて発信するだけでもいいだろう。我々の血税を我々に無断で勝手にばらまいていないで、「数の力」でより良い世界を作りたまえ。

衆院議長宛て手紙 全文(毎日新聞より)