遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

あの時代を返せ!奪ったのは誰だ!

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朝ドラ「とと姉ちゃん」、時代は日中戦争の只中にいる。太平洋戦争に突入する少し前の時代が描かれている。物資が不足し、経済は失速し、庶民の気持ちが荒んできた空気が描かれている。職業婦人の主人公とと姉ちゃんは、女から真っ先に首を切られるというセオリー通り(当時も今も同じセオリーだろうが)、失職してしまった。

フィクションであっても(もちろんノンフィクションでも)、あの戦時中の荒んだ社会の不条理なやるせない雰囲気がとてもとても嫌で、ストレスを感じてしまう。もう終わってしまった、自分が直接生きた時代でもないのに、腹立たしくて仕方がない。あの時代を返せ、奪ったのは誰だ。若いころからこの気持ちは全く変わらない。

あの戦争によって、この世に未練を残して逝ってしまって、成仏できないままの魂の叫びが、私には聞こえるのかもしれない。

というわけで、繰り返すが、いま放送中の「とと姉ちゃん」の時代のような空気がやるせなくて仕方がないのである。ああいう時代といまはよく似ているかもしれないと、ドラマを見ている人のどれくらい感じているのかと思うのである。

今度の選挙、自民党アベノミクスによる経済政策を前面に押し立てて、改憲はお蔵入りにした作戦に出ている。サル使いに放たれたサル宰相がコピペ演説で遊説しているようで、作戦はうまくいっているようだ。

野党は結束しただけで、ゼイゼイと息も絶え絶え状況。ここからしっかり立て直して新作戦で挑みたまえ。
この国の行く末がかかっているのだから責任重大だ、必死でがんばりたまえ。