遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

【号外】井山七冠 囲碁界初

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2013年に六冠だった井山裕太は、タイトル「十段」を失い五冠になったが、すぐに「名人」を奪取して六冠に返り咲いた。

その頃から私の井山祐太の追っかけが始まり、彼が七冠になることを願っていた、夢見ていた。

その後、「王座」「天元」を失い四冠になり、私は七冠はもう無理かなと思い始めた。今日のインタビューで、井山もそう思っていたと語っていたが、その後保持する四冠を防衛しつつ、三冠の挑戦者に名乗りを上げ奪取を続け、今日「十段」を獲得して、前人未到囲碁タイトル七冠を同時に保持することになった。

熊本地震で大変な時期に、七冠を獲得したので素直に喜べないが、良いニュースとして捉えていただければうれしいと思います」と、井山は謙虚にうれしさを表現した。

外見は、柔和な紳士だけど、盤面では最強の一手を打ち続けるパワーヒッターである。プロ中のプロである。
「究極の目標は世界最強の棋士です。まだ未熟ですのでこれからも努力を惜しまず、上を目指したい」との一言も、第一人者にふさわしい決意表明であった。

おめでとう井山!七冠達成おめでとう!