遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

雪山讃歌/ダーク・ダックス


喜早哲さん死去 ダークダックスの「ゲタさん」、ハーモニーが人気
www.huffingtonpost.jp/.../kisou-tetsu-dark-ducks-passed-away_n_96071...

そういえば、晩年はバリトンとバスのお二人のダーク・ダックスだった。
オリジナルメンバー4人のお名前はきちんと知らなかったが、(画像左から)パクさん、マンガさん、ゲタさん、ゾウさんというニックネームはきちんといえる。
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4人とも上品で、さすがは慶応ボーイ、昨今の政治家とは比べるのも失礼なくらいの紳士だった。

ダーク・ダックスとの出会いは、「雪山讃歌」だった。「みんなのうた」で聞いたと記憶していたが、初出の1961年には東京少年少女合唱隊が歌っていたようだ。その後ダークの歌唱でも放送されていたのかもしれない。

ジョン・フォードの「荒野の決闘」の主題歌でもおなじみの「いとしのクレメンタイン」に西堀榮三郎が歌詞をつけた「雪山讃歌」は、私たちの年代では歌えない人はいないだろうというくらい大ヒットした。

♪テントの中でも月見はできる~のフレーズのソロ部分は、マンガさんが歌っているが、彼の声の響きは独特で、子ども心にもいい声のお兄さんだな、と思っていた。

そのほか、ロシア民謡やJ‐ポップの元祖のような「銀色の道」などで私たちを楽しませてくれた。「トロイカ」や「銀色の道」(塚田茂作詞・宮川泰作曲1966年)も空で歌えるほどよく歌った曲だった。

このたび亡くなられたゲタさんは、ダークのリーダー的存在で、バリトン・パートの役割にも似たグループの縁の下の力持ち的存在だったと思う。合掌。