遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「おお牧場はみどり」みんなのうたはこの歌から始まった

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昨日の夕刊に、4月3日は「NHKみんなのうた」開始(1961年)とあった。

その開始時のうたが「おお牧場はみどり」だったことを覚えているので、そのことを記事にしようと夕食時に考えていた。

朝になってPCでこのうたのことを調べていて、「チェコ民謡」だと知る。ああそうだったのかと思ったのだが「チェコ東部モラヴィア地方」の民謡だと知り、驚いた。記事にするにあたって、歌のタイトルのイメージ画像は、チェコモラヴィア地方の風景写真にしたらどうだろうかと考えていたので、その偶然にとても驚いた。

1961年(昭和36年)、私は小学2年。この歌は、この番組で覚えた。モノクロ映像は、牧場の牛と、水路の足踏み水車で灌漑しているおじさんの映像が印象的だった。私たちの受信料で55年も前に作った映像なのに、NHKはこの映像と歌声をネットの動画で無料開放していないようで、どなたかが、東京少年少女合唱隊の歌声をYouTubeにアップしてくださっている。

当時は池田勇人内閣で、池田の言う「所得倍増」「私は嘘は申しません」は、小2の私にも響く言葉だった。「しょとくばいぞう」の意味はよく分からなかったけど、高度成長期の真っ只中にあって世の中の「勢い」を感じ取っていたように思う。そんな勢いを、この歌からも感じ取っていた。テンポがよくてメロディーが明るくて、大好きな歌だった。