遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

未来に向き合う/東日本大震災から5年

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東日本大震災から5年。

2011年3月11日。大阪の職場で長い揺れを感じました。ちょうど会議中で、建物被害が出ているかもしれないので会議は中止しました。

大きく長い揺れに恐怖心をあおられ、続いてのテレビ映像が伝える津波に衝撃を受けたわけなんですが、その後に原発事故が起きることなど想像だにしませんでした。原発の傷跡は5年たっても癒えることなく、いつ回復するのかも見えてこない現状です。

あの大震災からの教訓があるとすれば、「も原発は要らない」ということだった。それに代わるものを推進していかなければならないことだったと思います。天災はまたいつかやって来るけど、人災は事前に防ぐことができるからです。

国は5年の歳月を無駄にし、あのときの教訓をまったく生かせていません。次の5年はまったく違ったものになっていなければならないと思います。

そして、原発事故で故郷を離れた人たちの「未来」に、今こそ日本中が向き合うべきだと思います。来る国政選挙の争点の一つとなるべき問題でありましょう。

あの震災で亡くなられた人たちに、黙とう。