遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

崩壊から再生へ/教育現場

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子どもが生まれた!りっぱな人間に育てるために私も一生懸命仕事をするぞー、と思っていたら「保育園落ちた!」。これがいま最も悲しい現実だということが分からない永田町。

午前中最後の授業・図工の先生の「忘れ物が多すぎる!」の説教が長引いて、給食が食べられなかった生徒たち。「おなかが空くと思うけど、でも、そのことは、お母さんに言わないでね」と口止めした事がバレた小学校の担任教師。
嘘つき内閣が小学校にまで伝染、親が恐くて教師の職務を放棄してはいけません。ウソや口止めは忘れもの以上にいけません。

万引きしたのは自分じゃないのに、その誤った経歴が原因で私学の推薦を受けられず自殺してしまった中学3年生。心が痛むことこのうえない。合掌。
このずさんさは、固有の先生や中学校の問題だけじゃないような気がする。すべての教育現場で何か問題が起きているのではないだろうか。その原因は何なのか?教師の生徒に対する心が、なぜ阻害されるのか、なにか原因があるのではないのか?
文科省文科相には現場のことがわからないのだろうな。

大学を目指して故郷を出て予備校に通い、心を寄せていた異性に殺害された受験生。亡くなった受験生のもとに大阪大学同志社立命や明治の合格通知が届いたという。「娘は本当によくやってくれました」とコメントする父親に救われる思いがする。立派な父にして立派な娘さんだったのだろう。合掌。

晴れて国立大学に入学したと思ったら、国が国旗と国歌を押し付けてくる。大学自治と国歌とどちらが重要か、戦後を生きた普通の人間なら簡単な答えだというのに…、情けない。
たとえ授業料をすべて国が面倒みていたとしても、国は教育に介入してはならない。それより、高い授業料をなんとかしろ。もっと言えば、このくだらない学歴社会を何とかしろ。勉強できなくたって、漢字が読めなくたって大臣になれるんだ(あ、これは家系か)。 何が一億総活躍だ。

人を育み世に送り出す使命の教育現場でこの体たらく。日本は崩壊し続けている。でも「再生」できるから、よく考えて次の選挙で投票しましょう。