私はネットでその一部始終を観戦。結果は「アルファ碁」の中押し勝ち(イが投了)となった。
チェスや将棋はコンピュータがすでに人間より強くなっているが、囲碁はまだまだ人間の領域に迫れないと言われてきたのだが、今年に入って突然「神の領域」に迫る勢いのAIソフトが出現した。ネットの解説者(名だたる名棋士)は、途中経過では人間が優勢だと言っていたが、「人が勝つはず」という先入観が強かったのかも。
敗れたイ・セドルは「本当に驚いた。最初の失敗が最後まで尾を引いた。アルファ碁を作ったプログラマーに深い敬意を表したい」と語った。さすがは世界の王者らしいコメントだが、ツイッターでは日本のプロ棋士たちが「えらいこっちゃ」と大騒ぎしている。確かに歴史的な敗退だと言える。
5番勝負の第2局は10日13時から開催され、「囲碁プレミアム」サイトで無料で視聴できる。 http://www.igoshogi.net/igopremium/
■ベスト10の国別内訳は、
中国7人
韓国3人
■ベスト20で、
中国14人
韓国5人
日本1人
となっている。わが井山祐太は日本のプロ棋士でただ一人17位にランクされている。
英国製のAI「アルファ碁」は、学習能力があり進化し続ける能力があるようで、世界棋士ベスト20に特別ランクインされることになるかもしれない。