遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いい話が聴けた/安保法制公聴会

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本日の参議院、安保法案に関する中央公聴会でのSEALDs奥田愛基君のスピーチはよかった。“つかみ”は、寝ている議員たちへ「私の意見を聴いてください、私だって早く帰って寝たいんだから」。

本題の内容もよかった。立派な大学4年生だ。私なんかあんな場所で話ができるかな、できない。彼は、どこにだって就職できるよ、いいリーダーになれる。よくやった。

濱田邦夫元最高裁判事の発言も、やわらかくてユーモアがあって「いまは亡き内閣法制局」との発言では、笑いと拍手が起こった。私も笑ってしまった。
また、「最高裁がこの安保法案を合憲だと判断するだろうとの見方は失礼だ。そんなに低レベルな最高裁ではないはず」「政治家は知性・品性・理性が必要だから、たとえ見せかけでもそれを見せてほしい」と、戦争を見てきて戦後の復興の生き証人でもある79歳は、最高裁をけん制し、厳しく現政権をたしなめた。

こういう「たおやかな知識人」たちを目にすることができたのも、今回の法案のおかげかな。そういう意味ではありがたいことである。

衆議院公聴会は、公述人は立って意見を言っていたように思ったが、今日はみな座ったままのスピーチで、見ている方も落ち着いて聞いていられた。いい公聴会だった。

それでも強行採決はあるのだろうが、次の選挙が楽しみである。

SEALDs奥田愛基氏 国会 平和安全 公聴会スピーチ全文 2015年9月15日