遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

報道威圧発言「開いた口ふさがらない」

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自民党の誰か、安倍に何とか物申せ!という私の祈りが少しずつ実現しそうな雰囲気(眉に唾してますがね)。閣僚や派閥の領袖たちが、例の若手の勉強会を批判している。「お前らに言われたくないわ」と若手たちも閣僚たちに反発したいだろう。党内でどんどん議論しておくれ。沖縄2紙はつぶされたら困るが、自民党がつぶれてもいいから、前向きに積極的に党内で議論しておくれ。

そもそも、自民党は安倍総裁の下、ずっと一枚岩を貫いてきたのだから。小選挙区制での党公認を外されたくなくて、借りてきた猫か安倍にべったりの座敷犬みたいな議員ばかりで、党内の言論統制が行きわたっていたのだから。いま議論しなくていつやるの。

いずれにせよ、閣僚や領袖は、これじゃだめだと気付いてきたのか、安倍批判の前に、安倍を揚げ奉る若手勉強会を批判するという態度に出た。まあ、どうせ戦争法案を通すための猿芝居なのだろうけど、世論の大きな波をいくらなんでも無視できない状況もある。

よーく考えて、15日の強行採決は取りやめて、いったん廃案にしたら?。そして、9月の自民党の総裁選の安倍の対立候補の一本化を協議したらどうかね。ガンバレ自民党。そうでないと来年の参議院選挙は目を覆うばかりの敗北を喫することになるよ。その前に、安倍は衆議院を安保法制解散したりして…。楽しいステージが始まる予感。

報道威圧発言「開いた口ふさがらない」 閣僚から苦言

 安倍晋三首相に近い自民党議員の勉強会でメディアを威圧する発言が出た問題について、2日の自民の派閥・グループ会合では苦言が相次いだ。

石破茂地方創生相は自身のグループ会合でのあいさつで「例の『懲らしめる』『潰せ』という不穏当な話の余波が残っている。自民がガタガタッとくるときは、政策より『なんか感じ悪いよね』という国民の意識がだんだん高まっていった時に、危機を迎える、というのが私の経験だ」と危機感をあらわにした。

◇岸田派の会合では林芳正農水相が「開いた口がふさがらない。論評に値しない」と勉強会での発言を批判した。

麻生派麻生太郎財務相は「我々は(安全保障関連)法案を通すのが大事。言うべき場所、言う人の立場、言う内容が、法案審議に差し障りが起きるようなことは、首相応援団のつもりだろうけど、足を引っ張る結果になった」と指摘し、法案審議への影響を懸念した。

山東派山東昭子会長は派閥会合後、記者団に「自分の考えは正論と思ったとしても、TPOを守らなければいけない。『沈黙は金』という言葉をかみしめる時だ」と語った。

◇一方、二階派の会合で、伊吹文明・元衆院議長は「与党議員もメディアも、権力を持っているものは抑制的でなければならない。自分たちの気に入らないなら、やっつけてやるという気持ちを互いに持ってしまうと、とんでもないことが起こる」と指摘した。

◇勉強会に多くの所属議員が参加していた最大派閥・細田派は、この日の定例会合を中止にした。
(朝日デジタル 2015年7月2日)