遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

安保法制に関するアンケート調査結果

イメージ 1

憲法学者に聞いた~安保法制に関するアンケート調査の最終結

報道ステーションテレビ朝日)は、実施した憲法学者へのアンケート調査結果を公表してくれている。

198人に調査し、解答は151人だったという。うち、今回の安保法制が「違憲の疑いはない」と回答した学者は3人であった。回答なしが2人。
それ以外の学者は、憲法違反(127人)または違憲の疑いがある(19人)と回答した。

それぞれの学者の氏名と解説(氏名をクリックすると表示される)についても掲載されていて、報道ステーション、なかなか地道に頑張っている。誰が違憲でないと言っているのか、私は知らないが、このサイトはずっと残してもらいたいものだ。

また、先日記事にした「安全保障関連法案に反対する学者の会」の賛同人は、その後大きくその数を伸ばし、6月16日15時00分現在で、学者・研究者が3,476人、市民が3,075人となっている。学者さんたちの肩書と氏名が公表されており、素晴らしい意志表示だと思う。彼らの多くは、学生さんたちを指導しているだろうから、彼らの教え子も賛同してくれたら、平和なことだと思う。そう願いたいものである。

今回の法制案は、強行採決で与党と維新の党(大阪組)に押し切られるかもしれないが、次の参院選や総選挙で政権交代が実現すれば、この法制は廃棄すればいいので、私は楽観的に考えている。(小林節先生もそのように表明しておられた。)

今ごろ、橋下大阪市長が何を言おうが、大勢に影響はない。彼のことを、記事にするほどの価値もない。無視。

今回の法制案で、少しは平和や戦争や憲法について、国民が少し考えてみようという気運になったような気がする。いくら忙しく立ち働いていても、「なんか安保安保と騒いでいるな」と気づいたのではないだろうか。
それは、安倍内閣が「しまった」と思うことなのではないかと内心喜んでいる。

悪魔は細心でなければならないのに、安倍政権は天使のように大胆で、それゆえに失敗しそうなのである。 楽しみである。