遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

廃案までもうひと押しだ

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敵の失敗や、嫌いな人の不幸は蜜の味なんだろうけど、それを喜ぶ態度は「はしたない」と思うようになった。嫌いな人間の「おめでた」はスルーでいいのだが、困っているときは「援助」の手を差し伸べたり、それが無理ならせめて「休戦」するくらいの大人げを持ちたいもの。

しかし、今の政権はそんな気さえ起らない救いようのないお粗末さで、みっともない。「おーい身内の誰か、なんとか言ってやれよ」と言いたくなる。

一方、ようやくここにきて、憲法学者たちは一団を組んで、今般の安倍戦争法案について「これはおかしい!」と声を出し始めた。

安保法制:憲法学者が不信感 シンポに1400人
毎日新聞 2015年06月06日

自由と民主主義のための学生緊急行動 による、戦争法案反対 の国会前行動には、小林節慶応大学名誉教授が激励に訪れたという。「次の世代に責任をもってやってほしい」と学生たちを激励したという。

安倍総理の祖父の岸信介総理による、1960年の安保改定とその反対運動は、歴史に残る学生市民運動にまで広がった。今回の法制案は、憲法違反という観点から見ると、1960年の安保改定の比ではない暴挙である。55年前のちょうど今ごろは、国会前には抗議デモの学生や労働者で騒然としていた。いま国会前で抗議する人間はまばらだが、大多数の国民は今回の暴挙をおかしいと思い始めていると思う。

画像は「立憲デモクラシーの会」の発足記者会見のもよう。並んで座っている人たちの顔だけを見て判断しても、彼らの意見に与しても間違いはなさそうだと思いませんか? 思った! そう、それが正解!

廃案までもうひと押しだ、頑張れ知識人、頑張れ野党。