遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ブルーベリーと地震と現政権の危うさ

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画像はわが家の今季初収穫ブルーベリー。プランターで育てているが、今季は比較的大きな実を付けてくれていて、完熟より少し早めに収穫した。もう少し小さな実をたくさんつけている木もあり、これから完熟プロセスに入っていくところ。

ところで1日、夕方、大阪で震度2の地震。一瞬の揺れだったが、口永良部島の噴火や小笠原諸島西方沖のマグニチュード8.1の大地震の直後だけに、ギクッと全身で反応してしまった。

昨日、南海トラフ地震の最大震度予想と被害予想を開示しているネットのサイトを見た。ホルムズ海峡が機雷封鎖されるより実現性が高く、リスクや被害の大きさは比較できないくらい甚大なものになる巨大地震。災害に備えた事前準備や万が一の場合の対応に万全を期すことがいまから望まれることだ。

わざわざ戦争を仕掛けるための戦争法案など、悠長に立法している場合ではないだろうに、阪神大震災東日本大震災も経験していない自民党政権のリアリティのなさに情けなくて仕方がない。

特別委員会。野党の追及に答弁する安倍総理。彼は日本をどのような国に仕立てていこうとしているのかと思う。
安保理に入りたい?米国の腰ぎんちゃくになり、核の傘の下に入りたい?中国や北朝鮮の脅威に備える下準備をしたい?どれも少しずつ的外れな気がする。まさか、武器商人の手先に成り下がっているわけでもないだろうし、核保有国に成り上がろうとしているのでもないだろうし。いくら想像しても私のようなものにはよく解らない。

特別委員会のNHKのカメラは、質問者の背後の野次ったり笑ったりしている自民党委員たちをずっととらえている。彼らの弛緩した表情を見ていると、納税者として怒りを通り越して泣けてくる。ただ、能天気な彼らをして、現政権の考えていることは分からないのではないだろうか。

「何をしたいのかよく解らない」現政権。本当の危うさはそこにある。