菜園では、コマツナがあと1週間ほどで収穫できそうにまで大きく育つ。水をやりながら、気付いたことが。この葉っぱは、光合成をしやすく、また水を受ければ根まで水を導きやすい形状になっていて、成長のために何百万年の進化を遂げてきたのかな、と。
それに比べたら、人類は確実に破滅に向かっているなと、決裂して終わったばかりの国連の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を想起してしまった。残念。
水遣りを終えて、再び徒歩で帰路に着いたら、大きな鳥が視界に入り目を留めると、30メートルほど離れた道端の草むらをキジが歩いていた。
以前住んでいた山里には、キジを育てている施設があり、ヒナから育てたキジの成鳥が数多く放鳥されていることは知っていた。しかしまさか、自然のなかでキジと出会うとは。見ることができるということすら想像していなかった。一万円札の裏にもキジがいるが、その高額紙幣ともあまり縁がないのでほとんど意識することがない。なので、驚いて感動もした。
キジよ、大きな声で鳴いて、バカに撃たれないようにしてくれたまえ。
1月以降の本格的なウォーキング生活で、はじめての多くの野鳥と出会った。キジと出会った後、この季節でもまだ継続している「揚げひばり」(これもこの春はじめて発見・体験)の中を、うれしくなって帰ってきた。