遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

花山椒とタラの芽

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ふるさとの実家の畑は、ご近所のKさんに無料で貸していたのだが、Kさんの都合で私たちが作付をすることになる。
雑草を生えたままに放置してはご先祖様に申し訳ないので、少しずつ手を入れていくことにした。車で30分の距離がまず最初の障壁。コスモスやヒマワリを植えても食べられないし、Kさんのアドバイスで、放置しながら育てられるトウモロコシやカボチャやミニトマトやヤーコンを育ててみようと思う。

昨日は、Kさんがミニ耕運機を貸してくれ、レバー操作を教えてもらい、生まれて初めて操作した。ミニとはいえガソリンエンジンで動く本格マシンで、ためしに五畝ほど耕したが、とても有能で、耕すのが楽しくて面白くてちょっと感動した。

その畑のそばに、わが家の山椒の木があることもKさんが教えてくれた。その木は山椒の実がなる雌株ではなく、花山椒が咲く雄株。いまが花山椒の収穫の時期だということで、脚立を借りて1時間ほど花山椒を摘み取る。母親が亡くなってから15年ぶりくらいに自家製の花山椒の佃煮を、ネットのレシピを参照にして作り、ビン詰にした。われながらおいしく作れて大満足。

花山椒50gに対して、しょうゆ大さじ1・酒大さじ1・みりん大さじ0.5で煮詰める。画像のわが家の収穫は400gだったので、調味料は8倍にして作成。

また、山椒の木の近くにタラの木があり、タラの芽が出ていたのでこれも少し摘み取って、自宅で市販の麺つゆとごま油でおひたしにした。これまた、くせがなく京料理の店に負けない出来だった。

少し遅い春の味を堪能した。