遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

清廉な人が少ない/女性国会議員

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女性の国会議員、絶対数の割に清廉な人が少ないような気がする。今となっては懐かしい事業仕訳の「2番じゃいけないんですか」問答。2番でも10番でもいいような気がしてきた。
統一地方選に立候補している地道な活動を続けている女性議員は、清廉な方ばかりだと思うのだが、国会議員になると、変身されるようで…。

診断書が書かれた日付の夜に、70代の自民党議員(男)とショーパブをハシゴして、翌日の国会は欠席して、その後公設秘書とプライベートの京都旅行に出かけたという。京都旅行は新幹線のグリーン車にタダ乗りで行けるし、楽しかっただろうな。もっと自由に遊べる職業を選んでちょうだい。自分のお金で遊んでちょうだい。彼女を除名にした維新の党の措置は正しいが、そもそも自分の党の候補にするときにチェックできなかったのか?誰がチェックしたのか、チェックしたお方も除名だ。

参議院外交防衛委員会(本人が委員長)で3分の遅刻。職業人はたとえ3分でも遅刻をしまいと、十分余裕を持って事に臨むのが普通。この方、2月にも遅刻をし、さらに「三権分立のはずなのに、立法府の委員長が行政府の答弁書を事前に入手したのは前代未聞」と批判される資料を委員長として手元に持っていたりツイッターで誤った情報に基づき民主党を批判したりと、あってはならないエラーが多すぎる。議員辞職してもだれも止めないよ。

中川郁子
不倫騒動で逃げまくっているお方。夫の中川昭一が泥酔会見で窮地に立たされたとき、テレビカメラに囲まれた夫に向って、「日本一、頑張れ、大丈夫!」と掛け声をかけた愛妻魂はどこへ行ったのか。その亡き夫、中川昭一の弔い合戦で当選したにもかかわらず、選りによってボスの農林大臣が更迭されそうだという夜に、不倫していてどうするの。国会議員としての資格も品格もなし。

「八紘一宇」再び!というのが、自民党の隠れたスローガンかと気づかされたという意味では功績があるが、諸外国では驚きをもってこの議員の発言が受け止められたであろうことは、想像に難くない。それと、「八紘一宇」というお化けを再び認識させられた戦争経験者たちは、この議員の発言に耳を疑いこの議員の精神構造を疑ったであろう。四文字熟語で自民党の閣僚など身内を喜ばすのは、プライベートな場所でやっていただきたい、不快なことこのうえない。

鈴鹿市内の農業法人が日本政策金融公庫から受けた計2億2000万円の融資を巡って、本人の大臣秘書官を務める実弟が関与したとする「消えた1億円」疑惑記事が「週刊ポスト」に掲載されたという。実弟が週刊誌側を相手取った民事訴訟刑事告訴を検討しているようだが、これは目が離せない。メディアは大騒ぎをしてほしい。高市早苗は松下塾では政治家として備えるべき崇高な政治理念を習得し、若い時はその片鱗もうかがえたような気がしたが、政治家になった彼女を見ているとそれは気のせいだと思うようになった。