遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

天使の要素もないのに…

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曽野綾子氏が『新潮45』にて、産経コラムの一件を「愚痴」っていた
荻上チキ氏のブログ http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20150402/p1 より

【抜粋】
曽野綾子氏が『新潮45』(2015年4月号)の連載コラムで、産経新聞のコラムをめぐる騒動について触れている。南アフリカを例に出し、人種に基づいて居住区を分けた方がいいと主張する内容のコラムを産経新聞に記したことから、発想が人種隔離政策「アパルトヘイト」そのものだと批判を浴びた一件だ。

(愚痴の内容【抜粋】)
しかし一作家が、誰かを代表するということもなく、自分の考えを書いていることに対して、さらに私が現実に人種による差別的行為をしたり、示唆したりしているのでもないのに、謝罪と記事の撤回を要求する、ということに私は驚きを感じた。今の日本はこういう国だったのか、と理解した。

(…)一人の人間の中にも、必ず悪魔と天使の要素が、それぞれに存在する。しかしその比率を、人間、ことに他人が断じたり裁いたりしてはいけない、と私は思っている。

上記の「愚痴」で曽野綾子は自分のなかの「悪魔」の部分が、先の産経新聞のコラムに表出したと自ら認めている。だったら、「天使」に断罪されるような文章を記名で原稿料をもらって大きなメディアである新聞なんかに掲載するな!と言いたい。それこそ自己責任ではないか。

以下、曽野綾子発言集。この方のどこに「天使」の部分があるのだろう。数少ない発言を聞くだけで容易に「天使」の要素がこの方には備わっていないことが理解できる。もう隠居された方が良い、日本の恥だ。

「避難所で救援物資を当てにして待っている避難者は甘え過ぎだ。避難する時に寝具を担いで逃げるのは当たり前。自分ならガス漏れの心配のない所ですぐに火を熾して米を炊く。必要なものが手元にないのなら、その辺で調達してくる才覚も必要だ」
出典
2011年10月23日のブログ|叫びたい日々ー若さの秘訣

学校その他に避難した人たちは、ラベルのついた新しい毛布を支給されていた。一晩のことに何でそんなに甘やかさねばならないか私はわからない。避難したら新聞紙を床に敷いて、何枚も重ね着をして眠って当たり前だ。それがいやなら、早めに毛布や蒲団(ふとん)を背負って避難するだけの個人の才覚の訓練が要る。お弁当なども行政は配る必要はない。
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2011年10月23日のブログ|叫びたい日々ー若さの秘訣

出産したらお辞めなさい
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出産したら育児休暇を取らずに辞めなさい。

曽野 「こんなにひどい津波は見たことがない、一千年に一度の災害、と言われていますが、予想の範囲を超えていて、誰にも責任はないことをハッキリしないといけません。その代わり、決められていたよりも手を抜いてつくられていたものに対しては、厳罰を下す。そこを分けて考えないと、誰もやる人がいなくなります。
 私は水力発電のことしか知りませんが、建設には仕様書があって、どこまでの事態を想定するのか、決壊したら何トンの水が何分後にどこに到達するのかが考慮されています。しかし、それを考えるのは東電ではありません。そもそもの想定が甘かったなら、責任は東電ではなく設計側にあります。」
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『WILL』2011年6月号 「昇一の美女対談」

「私は、未だに答えのない疑問を持っているんです。「避難所が寒くて凍えそうだ」「低体温症で体調を崩している」「温かいものが食べられない」という報道がありましたが、あれはなぜ? そこらじゅうにあんなに薪があるじゃないですか。瓦礫の処理が大変だと言っていますが、どうして木片は燃やさないんですか。
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『WILL』2011年6月号 「昇一の美女対談」

放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。何も若者を危険にさらすことはない。私も行きますよ。もう運転免許は失効していますが、あそこは私有地だから無免許でも構わないでしょう(笑)。
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『WILL』2011年6月号 「昇一の美女対談」

私は定年制には大賛成で、ある程度、歳がいった老人は黙ってろ、と思うんです。
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『WILL』2011年6月号 「昇一の美女対談」

性犯罪に遭った被害者にも落ち度がある
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2009.11.25 曽野綾子 被害者に落ち度 | 石原都知事女性差別発言を許さず、公人による性差別をなくす会

「かっぱらうことも、盗むことも「生きる力」である。」
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教育改革国民会議第1分科会(第2回)・議事概要

「なぜその時、女子大生は『キャアー』と叫び、『何するのよ!』 と知事のほっぺたをひっぱたかなかったのか」「後から裁判を起こしたりするのは、女性の甘えである」
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時代の風(毎日新聞1999年11月7日掲載)
横山ノックセクハラ事件について