遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

生きて帰ってこい!/マッサン

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「マッサン」第132話 3月7日放送 戦地に赴く息子と父親のシーンが感動的(涙)だったのでご紹介。

息子は遺書を書いて、出征してから読んでくださいと父親に手渡したのだが、父親は出征前夜にその悲しい遺書を読んでしまう。
そして、出征の朝、父親は自らバリカンで一人息子の頭を丸め、それが終わると背後から息子に語りかける。

会津に行くぞ、おれの生まれた町見せてやるから、生きて帰ってこい。生きて帰ってこい! 鉄砲の弾が飛んでくるような所行ったら、逃げ回ってもいい。隠れてもいい、臆病者と呼ばれても、卑怯者と呼ばれてもいいから、生きて帰ってこい! わかったな!」

NHK朝の連続ドラマ「マッサン」はもうすぐ終わる。そこには、戦前戦中戦後を明るく力強く生き抜いた、大阪と広島と余市の人々の暮らしがあった。
上にご紹介したシーンのセリフは、父親役の風間杜夫が息子(堀井新太)にかける、ぶっきらぼうだけど愛の言葉であった。

戦争に子どもを出した親の気持ちは、全てこのような気持だった。悲しくも素晴らしい父親の言葉であった。NHK素晴らしい(会長は除く)!