精確なシチュエーションはよく憶えていないが、かつてテレビで娘を殺害された初老の父親が、「加害者を恨んでも娘は返って来ない、(死刑を免れた)加害者は更生して人生をやり直してほしい」と語っているのを見て感動した。娘さんが亡くなって時間が経っていたと思うが、もし私だったらそんなことが言えるだろうかと思った。
人を恨んだまま人生を全うしても楽しくないだろう。たとえ最愛の人を殺害されても犯人を許せば自分は楽になるのではないか。
私は実際に被害にあっていないので、お気楽な考え方ではあるが、でも先に紹介した被害者のお父さんに近い人間になりたいと思う。
Speaking to the press last night, Deah’s mother Layla Barakat said:
“His legacy is never hate.
“You don't respond back by hating the other. You respond back by love. By peace, by mercy. That's Deah's way,” she said.
米国で射殺されたイスラム教徒の追悼式にて、
母親は「彼の遺産は決して憎まないこと。憎しみを返すのではなく、愛や平和、慈悲で応えてください」と語った。
画像右が射殺されたDeah Barakatさん。23歳だった、合掌。