今国会で、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる法案が提出されるという。世界の主流は18歳以上だし、そのこと自体はいいと思うのだが、政治や選挙についてなんとかしなければ、18歳が泣く。
昨年末の総選挙の投票率は52.66%。
司法が憲法違反だと言っているのにこれはどうしたことか。そもそも安倍首相は、あの「解散しましょう党首討論」で、当時の野田首相が「自民党が衆院の小選挙区の一票の格差是正と定数削減を確約するのなら解散しましょう」としたあの約束を守っていない。
投票率は低いわ、一票の重さが違うわ、そのくせ前近代的な選挙やその投票には巨額の税金が投入されるわ、候補者は政治活動はせずに選挙活動とその資金作りしかしないわ、それで選ばれた政権党がチャンバラごっこみたいな政治しかできないわじゃ、18歳以上の諸君に参加してもらってもねえ。
「忙しい時間をぬって、足元の悪いなかを、近くない投票所にわざわざ足を向けるわけない。チャンバラごっこをしたい奴らを選ぶために」という声が聞こえてくるような来ないような今日この頃である。
【時事通信 2月6日(金)16時50分配信】
共産、社民両党を除く与野党8党1会派の実務者によるプロジェクトチーム(PT)は6日、衆院議員会館で会合を開き、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案について、今国会への再提出に向け調整を急ぐことで一致した。
改正案は、憲法改正の国民投票の投票年齢を「18歳以上」に引き下げる改正国民投票法成立を受け、昨年秋の臨時国会に提出されたが、衆院解散で廃案となっていた。自民党は来年の参院選からの適用を目指しており、PTの座長を務める同党の船田元氏は「今国会中に法案を成立させたい」と述べた。