「アベノミクスがわが国の経済に好影響を与えてきたと、解散会見で自慢げに述べていた安倍首相だが、それは詭弁だ騙されてはいけない」とmyブログに書いたが、一つ書き忘れたことがある。
政治家の靖国参拝は、護憲平和主義者たちのみならず、経済至上主義者たちの怒りも買っているのではなかろうか。
首相が、解散会見でドヤ顔で「アベノミクスによる経済優先を考えてきた」と言うなら、靖国参拝パフォーマンスを止めろと言いたい。中国や韓国で大きな取引をしようとする企業は、バカな政治家が靖国参拝をするたびに、おそらく怒り狂っていると思う。中国という計り知れないほど大きくて深いマーケットをいまからさらに精力的に開拓しないと出遅れることになる。ところが、首相の靖国参拝で中国と韓国との経済摩擦が起きてしまうという結果になった。
冷静な民間企業は、バカな政治家どもに毒付きながらも、失地回復に懸命の努力をして、なんとか対中対韓貿易を継続してきたと思われる。
首相自ら中国首脳と掛け合って、車や新幹線や電気製品などを売り、さらに、大気汚染防止や再生可能エネルギーの創出やクリーンな農作物の栽培などに手を貸しましょうと手を差し伸べるべきだ。わが国の得意分野は、世界中で役に立つはずだ。
西日本に住んでいれば、中国からの大気汚染や黄砂の影響は年々ひどくなってきているのが分かる。中国の良い面(潤沢なマネー)と悪い面(公害)にかかわって日本の経済発展を図ることもアベノミクスではないか。国益のために、あらゆるグッズやノウハウやスキルを提供して、中国などと正常な外交を復活すべきである。隣国と仲良くして利益もあるのなら、誰もクレームはつけないと思うのだが…。
わが国は資源国ではないので、グッズやノウハウやスキルなどの健全な輸出を行って、平和外交を進めながら外貨を稼ごうではないか。