遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

バカヤロー解散なのだろうか

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今日は早朝からへら釣り。しかし、午後から急に北風が強くなったので、2時過ぎに納竿。いよいよ本格的な北風が吹き始めた日本列島、別の烈風「解散カゼ」も負けじと吹き始めた。しかも、急に。

政府自民党は、「消費税、約束通り来年の10月から10%に上げることができません。2017年4月くらいに先延ばししたいのですが、ほんとにそれでもいいですか?」ということらしい。

野党は解散準備ができていないし、消費税の先延ばしを喜ぶ有権者は少なくないので、どう転んでも自公が政権を譲ることのない結果になる解散総選挙になるだろう。勝てば官軍で、「沖縄、原発集団的自衛権、秘密保護法」についても信任されたということで「うやむや」をはっきり形あるものにしてしまいそう。自民党は、前回ほど大勝ちしなくても、今すぐ総選挙を実施してとにかく政権を守ることができれば、「うやむや霧」が晴れるのである。

うちの女房にこう解説してやると、「そんなん、ずるい!」と激怒していた。今やこういうことを言う国民は少数派かもしれないが、どこまでも食えない政権である。目先の消費税をかたに、日本の将来を売りとばす総選挙という暴挙に出ようとする安倍首相。どこまでも情けない。

ちなみに、消費税を上げないと、その代替案が実現しないかぎり、わが国は将来「沈没」してしまう。「沈没」した頃には、船長はすでに逃げ出しているはず。

APECでは、オバマ大統領と習主席が都合9時間も顔を合わせて会合をしたという。この2国の大国は、たとえば二酸化炭素の排出量について、努力目標を新たにした。オバマは、自国の中間選挙を完敗したにも関わらず、地球のより良い未来に貢献できる使命を果たせることを米大統領として摸索している。それに比べて、わが内閣総理大臣APECに何をしに行っているのだろう。何を考えているのだろう。

まさか、APECで中国や韓国はもちろん、米国にまで無視されて、バカヤロー解散なのだろうか。

野党は大慌てで選挙準備なのだろうが、国民と一緒に撃沈されないように、何がなんでも逃げ出さないで頑張ってもらいたい。