遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

低レベルなり東京都議へのヤジ

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東京都議会でこんな騒ぎがあるそうな。

「自分が早く結婚すればいい」「産めないのか」。18日の都議会で、妊娠、出産、不妊に悩む女性への支援の必要性を訴えた女性都議に対し、議場からこんなヤジが飛び、所属会派が抗議する騒ぎになった。
 ヤジを受けたのはみんなの塩村文夏氏(35)。塩村氏は涙ながらに質問を続けた。ヤジは自民都議らが座る一角から上がっていた。終了後、みんなの両角穣幹事長が、自民の吉原修幹事長に抗議した。


NHKのニュースでは、ヤジの声がはっきり聞き取れたので、どこの誰のヤジかは特定できるはず。まずははっきりさせるべき。

北区のみんなの党の都議のブログでは、「議場の一部は笑いに包まれ、舛添知事も少し笑っていました。僕は見てましたよ、しっかり。」との目撃談。舛添の女性蔑視は、20年前から「朝ナマ」で私は確認していた。本質は変わっていないと思う。

サッカーW杯では、コートジボワールに負けた日本代表のサポーターが失意の中、スタジアムのゴミ拾いをしていたことが大きな話題になっている。こういうニュースは、とても嬉しい。

しかし、塩村議員に向けられたヤジのレベルの低さに愕然とする。そもそもヤジるという行為そのものも品格がないと思うのだが、日本の首都で世界有数の国際都市でおもてなしの精神で五輪招致を実現させたTOKYOの議会で起きた、なんとも恥ずかしいニュースである。

ちなみに、語るに落ちる「金目」発言の石原大臣は、自民党東京都連会長である。
西には、大阪都構想をぶち上げて知事になり、慰安婦発言で政治的生命を絶たれようとしているお方もいる。

私は彼らに投票したことはないし、今後とも絶対に投票することはないが、だいたいこういうオジサンたちに私たちは政治をゆだねている。
W杯のゴミ拾いや、東日本大震災での品位ある行動などを例に出すまでもなく、全世界に敬服されている品格をそなえた日本の国民性は、まちがいなく市井の人には歴然と存在する。しかし、一部の、何のために議員をやっているのか理解できないオジサンたちに、この国はずっと振り回されてきた。恥ずかしくて情けないことであるが、まだ当分それが継続しそうである。

別件で、公明党のオジサンたちには、今は頑張ってほしいけど、日和るのかなあ…。