遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

いきなり清書

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かねてから書道を始めたいと思っていた。
とりあえずは、ヤフオクやネット販売で道具をそろえて、YouTubeの動画でお手本を探して、一枚だけ縦横の線を描いただけで、ぶっつけ本番の清書。処女作である。

大きい筆で大きい字は難しい。お手本は、一筆で一文字を書いているのに、私は墨がかすれそうになり、文字の途中で墨汁を足しに硯に行く。そこでリズムが崩れる。
というよりも何よりも、形作りで精いっぱいで、筆運びはどうやればいいのか見当がつかない。文字の形は知っているので、絵画と違って何とか文字になっているし、罫線が入った下敷きのおかげで、なんとか然るべき場所に文字は収まっている。

筆は1000円×80%のもので、自宅にあった半紙に墨汁で書いたから、こんな下手な字になった、わけではない。弘法は筆を選ばず。

半紙をたくさん買って、とにかく筆になれるところから始めよう。もうちょっと小さい字をたくさん書いた方がいいかな。試行錯誤の春である。