かねてから書道を始めたいと思っていた。
大きい筆で大きい字は難しい。お手本は、一筆で一文字を書いているのに、私は墨がかすれそうになり、文字の途中で墨汁を足しに硯に行く。そこでリズムが崩れる。
というよりも何よりも、形作りで精いっぱいで、筆運びはどうやればいいのか見当がつかない。文字の形は知っているので、絵画と違って何とか文字になっているし、罫線が入った下敷きのおかげで、なんとか然るべき場所に文字は収まっている。
筆は1000円×80%のもので、自宅にあった半紙に墨汁で書いたから、こんな下手な字になった、わけではない。弘法は筆を選ばず。
半紙をたくさん買って、とにかく筆になれるところから始めよう。もうちょっと小さい字をたくさん書いた方がいいかな。試行錯誤の春である。