遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ライトシェル・アウタージャケット/モンベル

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私の楽しみな少人数によるプライベート食事会がA/B/Cの3つ存在する。
当然に、気の置けないメンバーで構成されていて、構成員がダブっていなくて、開催頻度もばらばらで、3つ合わせると黄金比のような食事会。

しばらく中断していた「食事会B」が、私の定年をきっかけに今月復活。この食事会は、話題が上下左右奥行きに幅があるというかくだらないというか、今後も継続してほしい食事会なので、復活がとてもうれしい。

年に1回程度の「食事会C」は、中断でも継続でもない不思議な距離感で、でももうかれこれ20年くらい続いている。この食事会Cでは旅行も数回催行したが、メンバーの病気などが原因で開催頻度は激減。頻度が激減でも、アンサンブルは瞬時に取り戻せるところがありがたい。

で昨日は、「食事会A」に出かける。この食事会は足掛け6年目に入る。土曜日開催だったので、私服で出かける。トップはパタゴニアのダウンジャケットとR1ジャケット、ボトムはリーバイスの古着のジーンズ、靴はアディダスの革製スニーカーという「アウウトドア」スタイルの出で立ちで馴染みのレストランに出かける。
私の服装はレストランのドレスコードに引っかかるとメンバーから揶揄される。レストランに入るなり「この私服、何か問題ある?」とマスターに訊いたら「とんでもございません(笑)」。

私にはもう仕事帰りという言葉が存在しなくなった。「仕事帰り」の服装は、スーツにネクタイにビジネスシューズで、「正装」に近いものだった。お通夜でもパーティでもレストランでも、どこでも「仕事帰り」で世間に認知されていて楽だった。
私には、アウトドアと仕事帰りの中間くらいのファッションを目指すべきか否かが問題である。

ところで、「食事会A」から退職記念プレゼントが事前に打診があり、予算も尋ねないでピンポイントのおねだりをした。
それが、モンベルのライト・シェル・アウタージャケット。色は「パプリカ」。画像ではオレンジの発色になっているが、もっと落ち着いたまさにパプリカに近い色である。私が選んだ色であるが、どこかで倒れていてもこの色なら目立つ、と口の減らないメンバーが温かい言葉をかけてくれる。

このジャケットも、またもやアウトドア派の一品だが、この1着があればいろんなシーンで使えると思う。重さ270グラムあまりのこのウェア、専用袋に収納すればペットボトルくらいの大きさになるし、寒がりの私には重宝しそうで、風も雨も防いで汗は外へ逃がしてくれるという。花見にさっそく使えそうである。