朝まだ早い7時頃、とある高校の校門近くにマイカーでさしかかると、登校中の女子高生たちに出会う。彼女たちの姿勢の良さと歩き方の美しさに目が留まる。数人が一緒に歩いていても、足並みが不規則ではなく、一団の秩序ある雰囲気がなんともいい感じなのである。
ずいぶんお行儀の良い生徒さんたちだと思っていたら、YouTubeで発見して最近その謎が解けた。彼女たちは名にしおうブラスバンド少女たちなのである。大阪地区から全国大会に出場できるレベルなので、ハイレベルな吹奏楽部に属していることになる。朝早い登校は、朝練なのだという。
話は変わり、2月のニュースで、こんなのがあった。
全日本吹奏楽コンクールで金賞を9回受賞した精華女子高校(福岡市博多区)吹奏楽部のデビューCD「熱血! ブラバン少女」(12日発売)が、オリコン週間アルバムランキングのクラシック部門(24日付)で初登場1位となった。
その後、そのCDの売り上げは、クラシック部門で3週連続1位が続いたという。
精華女子は、演奏だけでも行進を伴うマーチング演奏でも、比類なき演奏や演技で私たちを楽しませてくれる。私は彼女たちの生演奏を聞いたことはないが、YouTubeやメディアで時々出会う彼女たちの演奏を体験すると、CDが売れこともうなずけるのである。
私が毎朝会っていた、校門近くの大阪のブラバン少女たちは、精華女子には及ばないまでも、明るくて元気の良い素晴らしい演奏集団である。
生演奏を聞けるチャンスが、何かの折にめぐってくるような気もする。その日が楽しみである。