遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「ラジオ深夜便」FM放送枠を拡大せよ

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本日の衆院総務委員会で、日本維新の会中田宏は、NHKの番組「ケータイ大喜利」「コントの劇場」「七人のコント侍」が、NHKで放送する意味があるのかと質問したそうだ。

放なら、見たくない番組なら見なければいいのだけど、受信料を取っている放送局だからそういう指摘も仕方がないかもしれない。また、中田氏はソチのパラリンピックの放送時間が少ないことも問題あると指摘している。私もそれに同意見。

私は個人的には、地上波はNHK以外はほとんど見ないのだが、そのNHKも偏っていたりくだらないと感じる番組は確かに多い。
たくさんの番組で、4つのチャンネルを埋めなければならないとなると、いろんな現象が出てくるとは思うが、受信料を払ってまで民放と同じような番組を見たいとは思わない。

それと、NHKのFM放送の番組編成も不満がある。いまラジオは若者より、高齢者のほうがよく聴いていると思う。
ラジオ深夜便」の圧倒的な人気がそれをあらわしている。にもかかわらず、FM放送の夜の番組は、若者向けに構成されていて、多分誰も聴いていないと思われるような番組ばかりである。

ならばいっそのこと、9時・10時台は、オールディーズやジャズやクラシックにして、現在は午前1時台からの放送である「ラジオ深夜便」をラジオ第1放送と同じ11時台にシフトするべきだと思う。澄み切った音質のFM放送で、11時台から「ラジオ深夜便」を放送すればいい。

アンカーを務めるアナウンサーたちの上品な語り口、心落ち着く音楽、視聴者からの静謐なお便り。HNKの良心が詰まっていると言ってもいいかもしれない。
日本中の高齢者(高齢者に限らないが)や、深夜まで仕事をしているドライバーや、病気と闘っている人たちや、眠れない夜を過ごしている人たちや、受信料を払っている人たちのために、放送時間をもっと拡げるべきである。