遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

オオニベを釣るOL

いつか「読書メーター」に載せようと自身のブログのデータをエクセルに整理していたら、開高健の「オーパ!」の記事にあたる。この本は、大自然アマゾン川をさかのぼりながらいろんな魚と出会いながら、最終目的である巨大な古代魚ピラルクに出会うまでの写真とエッセイの旅行記
 
そのピラルクという魚、1970年代に「オーパ!」で初めて知ったが、3mを超える魚体の持ち主で、その巨大さはウロコ1片が靴べらやしゃもじになるほどの大きさである。
当時その現物が神戸の須磨水族園にいると聞いて、見に行った。ピラルクだけが泳ぐ水槽の前で長い間足を止めていたことを憶えている。その後、大阪の海遊館で超巨大なジンベエザメとも出会ったが、ピラルクの出会いほどのときめきを感じなかった。
大震災後どうなったのか気になっていたが、ピラルクはいまもリニューアルされた須磨水族園の看板魚として泳いでいるようだ。
 
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さて前置きが長くなったが、年末にネットで流れた気になるニュースが、宮崎に住む女性がオオニベを釣り上げたというニュース。その画像が上のもので、体長は139cmだったという。
 
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オオニベはスズキの親戚で、浜から釣れる巨大な魚。宮崎のサーフはそのオオニベのメッカと呼ぶべき場所である。上のような波の打ち寄せる浜に立ってオオニベを狙うのである。何度かオオニベを釣り上げたアングラーの映像を釣りビジョンで見たことがあるが、そうそう簡単に釣れる魚ではない。この大物を釣り上げた31歳の女性会社員は、このオオニベを釣るために3年前に宮崎に移住してきたというつわもの。おそらく、足繁く通ってしとめた大物なのだろう。幸せの極致であろう。
 
船酔いする私は、陸(おか)っぱりアングラーになりたいけど、オオニベのような大物までへの道は、遠くて険しくて多分到達不能。なので、陸からの小さな魚釣り師になりたい。