テーマとなる主旋律は、オルガン演奏などで有名なバッハの小フーガの旋律と同じもの。このテーマが随所にちりばめられている小曲がたっぷり22曲入っていて、80分も楽しませてくれる。ただし、どこをどう切り取っても同じようなアンサンブルしか聞こえてこない。
静謐だが、じっと聞いていても退屈かもしれない。なので、適当に流しておけば幸せな雰囲気が作れる。
私はもう2か月くらいこればかり流している。飽きないけど、これといった感動もない。読書も進むし寝入りにも最適。目覚ましの音楽にも相応しい。一緒にいても疲れないパートナーのような、いいアルバムである。
静かなクリスマスにぴったりの品のあるアルバムである。
メリークリスマス