遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2020東京オリンピック開催決定

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別にどこでもよかった2020年のオリンピック開催都市に東京に決まった。

 
東京一極集中の傾向が、一層増長されることが懸念され、地方との格差が広がることにもなりそうで心配だ。
ともあれ、きりっとした国家目標が形作られるなら、それもまたよし。
 
2020年までの開催を待たずに、福島の除染や、汚染水や原発の処理や、避難している人たちの生活をはっきりしたものにすると、五輪招致のために世界に公約したも同然の安倍首相の今後の行動に世界中が注目するだろう。
 
中国や韓国を中心とした周辺外交政策をきちんと展開していくことも求められる。
 
2020年7月24日から始まる予定の五輪は、閉会式が8月9日という。
広島と長崎の原爆忌が大会中に訪れる。世界に冠たる平和憲法下の日本で、世界平和を発信することも忘れてはならないだろう。
 
1964年の東京オリンピックは、私は小学5年生だった。私の生涯で最も印象的なイベントだった。私の国際化もその時始まった。アメリカやソビエトやイギリス国歌を初めて知ったことをはじめ、さまざまな国のことをその時知った。
それから56年後の五輪で、また違った日本の国際化が始まり、日本が生まれ変われるなら、五輪もまたよし。
 
財政難が拡大し、五輪の経済効果が偏ったことにならないように、国を挙げて英知を結集してもらいたい。
 
とりあえず、2020年まで長生きしよう。