遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

草喰 なかひがし

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先週8月7日の、滋賀県の美術館めぐりの締めは、この10年来ずっと行きたいと思っていた京都の懐石料理店「なかひがし」で晩飯。
 
食事の際に、まずはじめに野菜などの繊維質をたっぷり食べてから、米やパンなどの炭水化物を一番最後に食べる方法で、アンチエイジング食事方法を採用して2年になる。体重は一定、便通は安定、血液検査数値はすべて好転。これがアンチエイジングということなんだろうか。
 
ようやく予約が取れた京都の懐石料理店、18時に画像の2階のお座敷に通された。メインは植物性なので、プチベジタリアンになった私にはぴったり。出されたものをランダムにご紹介。
 
ウドと鱸(すずき)の吸い物、いもの蔓(つる)、白みそのお椀物、寒天でかためた自然薯(じねんじょ)、きゅうり、鯉の洗い、鯉の煮凝り、オクラとその花、アユの塩焼き、アユの燻製、万願寺唐辛子、トマト、イタドリ、ニンジン、かぼちゃの田楽、賀茂ナス、京野菜、山椒、琵琶ますの寿司、ホオズキ、芋そうめん、モロヘイヤ、パプリカ、ゴーヤ、ごま豆腐、ズッキーニ、バジル、ご飯、おこげ、漬物、メザシ、番茶、水出しコーヒー、小豆、スイカ、うり、アイスクリーム。
 
動物性たんぱく質は、アユと鯉と琵琶マスと鱸で、残りはすべて植物性。
 
たとえば、椀物の白みそや、ごま豆腐などは、今まで食べた中でナンバー1の深みと奥行き。
その他の食材は、「そのようにして食べたことがない」ので比較のしようがない逸品のオンパレードといったところ。
60年近く生きてきて、おそらく一番充実したおいしい食事だった。