自分をモデルに多くの作品を描いてくれた梅原を語ったエッセイである。
そのエッセイの表紙は、もちろん梅原が描いた高峰である。
高峰の「私の渡世日記」という上下巻のエッセイも、
上の画像の右の絵が上巻の表紙になった作品である。
高峰に全然似てないけど、でも高峰秀子以外の何ものでもない圧倒的な存在感である。
左側の作品は、軽いタッチの作品で、
スカーフやヘアスタイルや赤い上着がから推測するに、
右の作品のためのスケッチと思われる。
いずれにしろ、私にとってはいつも、春風のようにさわやかな作品である。
梅原はことのほか高峰秀子がお気に入りだったようで、
何点かの作品を残している。
高峰をモデルにしたときの梅原は、でれでれ笑っていたような気がする。