遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

人格という竜を育てなさい/2011年11月28日

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炊くのがコメ
NHKの新日本風土記「米」でのいいフレーズ、
「育てるのが稲、炊くのが米、装うのがご飯、ライスはひと言では終わらない」。
英語ではライスひと言だけど、日本語では、イネ・コメ・ゴハンで性格付けされるところが面白い。
 
 
「よそう」は「装う」だった
ゴハンをよそうの「よそう」は、漢字で書くと装うだと最近知った。
小説「みをつくし料理帖」で「ご飯を装う」というフレーズがよく出てきていて、
私が使ってきた「よそう」は「装(よそお)う」の訛ったものだと思っていた。
ところが「ご飯を装う」は「装(よそ)う」で、「よそおう」ではなかったのであった。
ま、意味合いは「よそおう」も「よそう」も同じで、漢字で「装」、いい表現だ。
それにしても「よそう」はほとんど死語じゃなかろうか。
 
 
現状と過去の否定で橋下をチョイス
残念ながら橋下維新の会が圧倒的に強かった大阪ダブル選挙。
まあ、おばかな既成政党が何もしてこなくて、閉塞感のある日本一不幸せな大阪府民と大阪市民は、
既成政党を選ばなかったということのようである、一理ある。
そういう選択肢しか示されなかった悲しい選挙だったので、勝者の居ない結果だった。
維新の会が自分たちが選ばれたことを、「民意」だと勘違いして暴走することに要注意!
 
 
産経のお願い
産経新聞の著名入り記事で、
「橋下さんにお願い、脱原発だけは棚上げにして!!」と絶叫。
これだけが民意だと言うのに(両候補とも脱原発派だったけど)、
名前を晒して悲しい記者だねぇ。
 
 
人格という竜を育てなさい
先だって来日したブータン国王が福島の子どもたちと交流したと伝えるニュース。
<<ブータンとは「竜の国」という意味で、国旗や国の紋章にも竜が描かれています。
国王はブータンの子どもたちに「竜は心の中に住んでいる。人格という自分の竜を育てなさい」
と普段から話しています。
そして、福島の子どもたちには「人は経験を積み重ねて強くなる」と語り、励ましました。>>
こういう言葉掛けが子どもたちを育むのですよ、新大阪市長
 
 
ビジネスマン「知的能力」全盛期は50代だった!
神経科学を専門とする諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授。
「立場によっても異なりますが、マネジメント的な役割が求められるビジネスマンなら、必要なのは頭の回転の速さより、深い経験と洞察に基づいた思考力や判断力です。ビジネスマンの脳(能)力の全盛期は50代といえるでしょうね」
私、最近そう気付いていたらこのニュース。若けりゃいいと思っていたら、それは間違い。
私は50代でいちばんいい仕事ができた(できている)、と真面目に思っている。
 
 
名解説者 舞の海
今年最後の九州場所。全勝優勝を逃した白鵬
NHKアナウンサー「舞の海さん、白鵬は今場所の疲れが出ましたかね~」
舞の海 「そうですね、今場所の、と言うより、今年の疲れが出ましたかねー」
なるほど、ひと言で今年を締めくくった名解説だ!!
八百長問題で、春場所中止、前代未聞の技量場所開催。
一人横綱で、白鵬は大変な1年だったろう。優勝おめでとう。お疲れさま。