遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

シャングリラ/2011年10月3日

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内定式
今日は我が家の次女も内定式に出席。
ゴールデンウィークの頃までに2社から内定をいただき、本人が乗り気でない方の企業にお世話になることで、何とか説得して、今日を迎える。
それがよかったのかどうかは、働き出してからもはっきりした結論は出ないだろうが、親としてはとにかくほっと安心の内定式であった。
なにはともあれ、おめでとう。

ノーベル賞
IPS細胞の山中伸弥教授の受賞は見送りになった。
亡くなるともらえない賞だから、まだ49歳の山中さんは余裕かな。
業績は文句なしだから、時間の問題である。
62歳の村上春樹、今年はどうだろうか?

親の七光り
普通の家庭に育った人間が就職するのは、大変なご時勢。
なのに、親が政治家なら子も政治家、親が芸能人なら子も芸能人、という図式の多いこと。
親の七光りがなければ、生きて行き辛い、今に始まったことじゃないけれど。

猿之助襲名
最近、驚いたのが市川猿之助の襲名記者会見。
以下、ニュースでこのことを伝えている最中のリビングの私と、キッチンの妻との会話。
夫「えー、亀治郎猿之助を襲名やって! 香川(照之)は複雑やろなー」
妻「えー、香川って歌舞伎とまったく関係ないし、いくら親子でもそれはないやろー」
夫「そりゃそうや」
夫「と思ったら、おーい、香川が市川中車を襲名するって、(猿之助襲名と)同じ記者会見で挨拶してる」
キッチンから妻走り寄る「えー、うそー。」
名バイプレーヤで、常に安定したポジションに居る香川照之だったのだが、歌舞伎界にある意味「出戻り」。
彼の息子(市川団子)のためだというもっぱらの噂、つまり、次の猿之助は団子に約束されているとか。
これもまた親の七光り。子どものためなら親は裏わざも苦労もいとわない、のだなー。

朝霞住宅
国家公務員住宅って、税金で建てるのですが、私たちのために一生懸命働いてくださるためにはやむを得ない事ではないでしょうか。でも最近、一生懸命働いてくださっているわけではないようなので、朝霞住宅着工は5年間凍結なのだそうです。しかも、住宅を安い家賃で提供してもらうほど薄給でもなさそうなので、建設中止にしていただいても私は文句は言いません。

NHK「長江 天と地の大紀行」
長江上流に香格里拉(シャングリラ)県という桃源郷がある。実に雄大で見事な自然に囲まれて、チベット族たちが美しい暮らしをしている。
番組で出会った美しい18歳の少女、彼女を見ているだけで涙を誘う静謐さ。敬虔なチベット仏教の信者で、毎日お祈りをし、週2回お寺にもお参りする立派な少女。
「ラサと上海、どちらに行きたい?」と問えば、上海というショッキングな答え。
小学校を出てすぐ働き出した彼女は、まだシャングリラを出たことはないという。
親の七光りなどまったくない彼女だが、お金持ちになって、ラサにも上海にも行ってほしいと思う。