遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

スパイダーマン/サム・ライミ

イメージ 1



出演者
トビー・マグワイア
ウィレム・デフォー
キルスティン・ダンスト



映画を観ることがが嫌いというわけでもないようなのだが、

でも映画を観ていない人間が私の周辺に約2名いて、

ひとりはまだ若いからこれからの人間だとして、

もうひとりは、長男はすでに社会人という40代後半の男。


その男Aの楽しみは何だろうかと、私なりに捜してみてもよく掴めない。

実はこのAには、かつて私が推薦する作品を告げていたようで、

なんとそのなかの「ショーシャンクの空に」のDVDを購入していたと言う。

そして驚くべきことには、そのDVDをまだ観ていないというのである。


このAを含む、もうひとりBと私の男3人の定例食事会で、

Aのために、映画入門作品について考えてみた。

Aにどんな作品を推薦するかと、楽しい時間を過ごしたのであった。


段階を踏んで面白い洋画にアプローチしてほしいと願うのだが、

とりあえずは、勧善懲悪ものの肩の凝らない娯楽作品がいいだろうということで、

私とBで意見の一致をみた「ダイハード」シリーズを推薦しておいた。

そのときに思い浮かばなかったのだが、

スパイダーマン」の方がよかったかなと思いはじめている。

同シリーズは3作品まで世に出ていて、家族で楽しめる娯楽作品の王道を行く。


さて、「スパイダーマン」「ダイハード」に始まり、

引き続き、娯楽大作を引き続き楽しんでもらうために、

次のステップ以降の、作品メニューを考えてやることにする。



ブルース・ウィリスの「アルマゲドン」や「ジャッカル」、


トム・クルーズの「法律事務所」、「ミッション・インポッシブル」シリーズ、

マット・デイモンの「ボーン」3部作あたりをすすめる。

Aは、奥さんと劇団四季のミュージカルを観にいって二人で感動したというので、

この後はミュージカルを薦めてやってもいい。

そのあとは、「リバー・ランズ・スルー・イット」「ギルバート・グレイプ

「レイン・マン」「アラバマ物語」などの青春ほんわか&しんみりものから、

ローマの休日」や「大脱走」「アラビアのロレンス」などを押さえておいて、

「ゴッド・ファーザー」シリーズや、アメリカン・ニュー・シネマにさかのぼるのもいいかもしれない。


ここまでで30本は観ることになろうから、

もう、映画好きになって次は何を観ようかな、なんてことになっていると思う。

映画の作法は、DVDを買って封を切らずに眠らせることではなくて、

レンタル・ショップで片っ端から借りてきて、とにかく観ることなり。

 
それこそが楽しい人生なのである。