監督 サム・ライミ
でも映画を観ていない人間が私の周辺に約2名いて、
ひとりはまだ若いからこれからの人間だとして、
もうひとりは、長男はすでに社会人という40代後半の男。
その男Aの楽しみは何だろうかと、私なりに捜してみてもよく掴めない。
実はこのAには、かつて私が推薦する作品を告げていたようで、
なんとそのなかの「ショーシャンクの空に」のDVDを購入していたと言う。
そして驚くべきことには、そのDVDをまだ観ていないというのである。
このAを含む、もうひとりBと私の男3人の定例食事会で、
Aのために、映画入門作品について考えてみた。
Aにどんな作品を推薦するかと、楽しい時間を過ごしたのであった。
段階を踏んで面白い洋画にアプローチしてほしいと願うのだが、
とりあえずは、勧善懲悪ものの肩の凝らない娯楽作品がいいだろうということで、
私とBで意見の一致をみた「ダイハード」シリーズを推薦しておいた。
そのときに思い浮かばなかったのだが、
「スパイダーマン」の方がよかったかなと思いはじめている。
同シリーズは3作品まで世に出ていて、家族で楽しめる娯楽作品の王道を行く。
さて、「スパイダーマン」「ダイハード」に始まり、
引き続き、娯楽大作を引き続き楽しんでもらうために、
次のステップ以降の、作品メニューを考えてやることにする。
トム・クルーズの「法律事務所」、「ミッション・インポッシブル」シリーズ、
マット・デイモンの「ボーン」3部作あたりをすすめる。
Aは、奥さんと劇団四季のミュージカルを観にいって二人で感動したというので、
この後はミュージカルを薦めてやってもいい。
そのあとは、「リバー・ランズ・スルー・イット」「ギルバート・グレイプ」
「レイン・マン」「アラバマ物語」などの青春ほんわか&しんみりものから、
「ゴッド・ファーザー」シリーズや、アメリカン・ニュー・シネマにさかのぼるのもいいかもしれない。
ここまでで30本は観ることになろうから、
もう、映画好きになって次は何を観ようかな、なんてことになっていると思う。
映画の作法は、DVDを買って封を切らずに眠らせることではなくて、
レンタル・ショップで片っ端から借りてきて、とにかく観ることなり。
それこそが楽しい人生なのである。