先だって、東京から異動で戻ってきた誰かの手土産のマカロンが、
私のデスクにも回ってきた。
行列のできるマカロンなのだそうで、確かにおいしくいただいた。
それからしばらく経った我が家で、
私に回ってきたのが、丸いパッケージに入った妙な食べ物。
何でも1個500円するらしい。
パッケージ1個が500円ではなく、
直径15cmほどの小さい箱の中の丸いお菓子が、1個あたり500円なのだそうだ。
すべて種類の違う6種類のショコロンが収まっていたらしい。
これは、サダハルアオキというパリに本店を持ち、
妻に雨宮塔子を持つパティシエのお菓子で、
うちの長女が、大阪の百貨店で行列を目にして、
それと箱にサインが入るということで、半分釣られて並んで買ったという。
■お店の売り言葉 サダハルアオキのスペシャリテなマカロンをショコラでコーティング。 大人気のマカロンをイタリア製ドモーリ社のショコラでコーティングした逸品。 フレーバーによってショコラの原料を巧みに使い分けてパリのアトリエから直輸入しています。
私に回ってきたパッケージにはもう2個しか残りがなく、
私は中央のシトロンを食べたのだが、
ふた口でペロリで500円のありがたみをあまり感じられなかった。
先に職場で食べたマカロンは、もしかしたらこのパティシエの店のものかもしれない。
だとしたら、チョコのコーティングなしのマカロンのほうが私は好きである。
ちなみにマカロンは1個250円、これも高い!
世の中不況だけど、そんなものどこ吹く風の思い切った自信過剰の値付け商品である。