遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ヘラブナ釣り初体験

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年明け以降、「釣りビジョン」というチャンネルを見ていて、

ヘラブナ釣りに興味を覚え、1カ月ほどずっと情報収集をしていた。


こういう時にインターネットはありがたい。

まずは、どこで釣りが出来るのか?

なんと、我が家から2kmほどのところにヘラ専用の管理池があることを発見。

さっそく、2回も見学に行き、そこでヘラブナ釣りを始めることを決心。


で、釣り道具メーカーのサイトで、釣り方入門や応用篇の動画を何度も見て、

釣り方や、エサの情報や必要となる道具類をチェック。


平行して、道具集めを開始。

ロッド(釣竿)の価格はピンからキリまであり、

数千円のグラスファイバー製の安いものから、

手作りの竹製の、床の間に飾って眺めているだけでもいいような、高価な代物まである。

で、初心者でお金のない私は、ヤフオクで中級の中古品を物色。

ヘラ釣り用の竿はたくさん出品されていて、実に活発な取引がされていることに驚く。

そのほかの道具類、たとえば「ウキ」や「玉網(タモ)」など諸々の小物類まで、

見ているだけでも楽しい陳列商品群であった。


結局、私は初志貫徹し、1万8千円で、長さの異なる中級の中古品を2本落札。

そのほかの道具類は、実際に釣具店に行って店頭で買ったり、

ネット店で取り寄せて、すべて新品でそろえた。


大阪市内のある釣具屋は、ヘラブナ釣り専門店で、

ヘラブナを釣ろうとしているお客しか来ない店だということに感心する。

実際私もその店で、大半の道具をそろえたが、

会社帰りの数人のおじさんたちと遭遇した。

私のようなビギナーのおじさんが、店員と相談しながらエサを買うのを見ながら、

池が込み合うから、ヘラ釣り人口増えないで、などと勝手なことを思っていた。


で、情報収集期間が終わり、今月に入って、はじめての釣行。

寒い時期はヘラブナ釣りはとても難しいのだが、

釣れなければ、季節のせいに出来るので、敢えて厳寒期に初体験を実行した。


私の釣りデータ

【仕掛け】
竿8尺(シマノ朱紋峰 飛造り) 道糸1号(将鱗スタンダード) ハリス上0.4号、下0.3号(上約35cm、下約40cm) 
ハリ上5号(角マルチ)、下4号(角マルチ) ウキ10号

【エサ】
[バラケ] 「粒戦」100cc+「とろスイミー」50cc+「特S」100cc+水150cc(しばらく放置後)+「セット専用バラケ」100cc+「冬のバラケ」100cc+「鬼バラ」100cc
[くわせ] 「魚信」(ウドン状にして切って使用)

これらは、私の行こうとしている管理池で実際にたくさん釣ったお方の、

エサメーカーのインターネットデータを参考にした。

ことに、「エサ」については、そのお方とまったく同じもので臨んだ。


で、9時から16時までの釣果は2枚であった。

生まれてはじめての体験で、2月のヘラブナ釣りで2枚は悪くないのでは。

実はそのほかに、スレ(口以外のところに針掛かり)で3枚、

バラシ(取り逃がし)が2枚あり、退屈はしなかった。

おそらく、エサの配分がよかったのだと思う。


並んで竿を出していた近くのおじさんたち(私もおじさん)に、

現場でいろいろ教えてもらいながら、あっという間の7時間だった。

またすぐ行くことにする。