共働き時代は少なからず厨房に立っていたのだが、
奥さんが仕事を辞めたのと、私の気力が職場に偏ったことが原因で、
しばらく料理から遠ざかっている。
少し前の話になるが、正月休み、おせちも食べつくして、
数年前まで住んでいた本籍地のご近所から届いた白菜と大根が、まだ食べ切れていないので、
「きょうの料理」テキストを横にらみに、2日連続で久々に腕を振るった。
1日目、ケンタロウ監修の「白菜と豚バラ肉の炒め物」
2日目、コウケンテツ監修の「大根と牛肉のおかずナムル」
「きょうの料理」、テーマソングは50年変わらないが、
核家族化を反映して、材料の分量は2人前に変化してきた。
1日目の白菜を使った方は、娘抜きの3人前分、
2日目の方は5人前分を作らされ、調味料や材料の分量換算が難しい。
そこは動物的勘で、かなりテキトーに試作したが、
誰からも何も注文がつけられなかったので、まずは及第点だったか。
レシピがよかったので、実際おいしかった。
にんにくとしょうがでからだも温まった。
3日目は奥さんが、「さばの白菜煮」に挑戦、これまた悪くなかった。
毎日が日曜日になれば、家庭内限定料理人になろうと思っているが、
その頃にはテキストの分量どおりの、2人前の料理になるのだろう。
分量は測りやすくなるが、毎日2人前はちょっと寂しいかもしれない。