遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

M―1グランプリ2010

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M-1グランプリの記事は2005年から書いてきて、

いつも応援してきた下品でシュールで奥深いネタの「笑い飯」が、

ようやく優勝。

めでたしめでたし!


今日はじめて見た、スリムクラブの方が新しい感じで勢いがあったが、

笑い飯は9年前から「Wボケ」スタイルでとても新しかったし、

芸暦の差がものを言う、貫録勝ちだったかな。


今日は、CS放送の敗者復活組みの漫才のうち、後半部分をライブで楽しんだが、

前年優勝のパンクブーブーの漫才が、一頭抜きん出ていて、

その勢いのまま本番でも、とてもいい出来だった。

勝戦は、同じ傾向のネタで挑んだのが失敗だったと思う。


10年間続いたこのお祭りも、今年が最後だという。

歴代の優勝者以外にも、さまざまなスタイルの漫才師が育ってきたことが、

M-1グランプリの最大の功績だったように思う。


この10年間、毎年この日は、

高校女子・男子駅伝、有馬記念、M-1グランプリをたっぷり楽しむ日だったのに、

来年からはひとつ楽しみが減るのである。

高校駅伝も有馬グランプリもM-1グランプリも、

切磋琢磨してきた精鋭たちの大舞台を楽しめる数少ない機会だったのに、

そんな私の楽しみが、ひとつ減ってしまうようである。

寂しいことである。